春一番

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2月22日夜11時20分  アポロは旅発ちました。

アポロが亡くなって5分くらいして、ガタガタガタと大きな音がしました。
物が落ちたり、家が揺れているわけではなくて。
アポロがあちこちにぶつかりながら、出て行ったのかなと思います。

次の日に、移動火葬車に来てもらい、空に登っていきました。
それから、春一番が吹き始め、今日も未だ吹いています。



メラノーマになって、3ヶ月足らず。
末期に入って、ホメオパシー専門の獣医さんと、「何時でもかけつけてあげるよ」といってくれた獣医さんに診て頂くことが出来ました。
その日は、ホメオパシー治療の日で、病院にも行きました。
診察室に入ったら、アポロは、真っ直ぐに先生のところに歩いていって、挨拶をしました。
いつもはうろうろしてるのに。
おやつも食べて、散歩も行って、ごはんの仕度の最中は、いつも通りの大騒ぎで。
ごはんもしっかり食べて、私達の食事も欲しそうにして。
亡くなる3時間前くらいから呼吸が苦しそうになりました。
往診をお願いして。
鎮静剤を使うと、アポロの心臓だともたないかもしれないと言われていましたが、口の中がもう真っ白で、とても苦しそうでした。
意識ははっきりしていて、主人が帰ってきたのが解ると起き上がろうともしました。

鎮静剤を打って、呼吸はとても楽になりましたが、静かに止まってしまいました。

あのままでも、数分か数時間しか持たなかったでしょう  と、先生が言いました。
末期の癌で、苦しむ時間があそこまで少なかったのは、奇跡です  と言ってもらいました。

2003年の11月5日に家族となりました。
11月4日にはセンターに収監されるところを、スプリンガークラブの皆さんのおかげで1日伸びて、優しい友人達のおかげで、保健所から期限ギリギリで出られました。
なので、皆を代表して育てている気持ちを忘れないで、頑張って来れました。
心配も沢山おかけしましたが、無事に天国に見送ることが出来ました。
ブログを通じて見守って下さった皆様にも。

アポロに代わって、心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。

どうぞ、アポロと私にお気使いはしないでくださいね。
その分のお気持ちを、アポロの名前で、愛護団体に何か送っていただけたら。
とても嬉しく思います。


たとえそれが、一握りの土くれであっても
良いものは、しっかりつかんで離してはいけない。
たとえそれが、野原の一本の木であっても
信じるものは、しっかりつかんで離してはいけない。
たとえそれが、地平の果にあっても
君がなすべきことは、しっかりつかんで離してはいけない。
たとえ手放すほうがやさしいときでも
人生は、しっかりつかんで離してはいけない。
たとえわたしが、君から去っていったあとでも
わたしの手をしっかりつかんで離してはいけない。

    

今日は死ぬのにもってこいの日だ
生きているものすべてが、わたしと呼吸を合わせている
すべての声が、わたしの中で合唱している
すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た
あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった。
今日は死ぬのにもってこいの日だ
わたしの土地は、わたしを静かに取り巻いている
わたしの畑は、もう耕されることはない
わたしの家は、笑い声に満ちている
子どもたちは、うちに帰ってきた
そう、今日は死ぬのにもってこいの日だ


             タオス・プエブロ・インディアン
by 10107a | 2008-02-27 11:55
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