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言葉にならなかったこと

実は、ずっと、パソコンの前に座っても、言葉が打てなかった。
何度も書き込んでは、読み返して「送信」が押せなくての繰り返しだった。

ひと月ほど前、お友達のワンちゃんや猫ちゃん達が亡くなり、そして、同じ頃、人つてに
ある攻撃的な犬が安楽死させられたことを知り。
同じ別れでも、これほどまでの違い。
なんなんだろう。

近い将来私にも味わうであろう「別れ」が、なんともやりきれなかった。
それ以上に・・・・
私がとやかく言える立場ではないけど、安楽死に関しては、トラウマがあり、健康な犬の安楽死に対しては、どう、言葉にしていいか解らないくらい憤りがあり。

そんな時に出合った本です。
あなたがペットの安楽死を決断するとき

読んでも憤りは押さえられなかったけど、トラウマも癒えなかったけど、でもその通りだなと思ったこと

思い込みで得られる安心感はペットが健康であるときしか通用しない。

うちの子は長生きしたあと、眠るように安らかに死ぬ
うちの子は最新医学の力で生きられるので、安楽死は必要ない
野生の死や安楽死より、延命治療を経て自然死するのが理想
もしこの子の面倒を見られなくなっても、よい家庭を探してあげられる

安楽死は痛みの無い尊厳死である

治る見込みがなく、苦しみを伴っている場合の選択肢のひとつであり、以前私もどうにもならない理由で犬達と分かれなくてはいけなくて、手は尽くしてもダメだった時、安楽死しかないのかな・・・と思った。
でも、経験してみると、それがどれだけ、軽い考えだったのかを痛感した。

尊厳死。
私は、アポロに今生きてる残された時間を痛みがなく穏やかに過ごせるようにしてあげたい。
家でいつも通りの生活をその時までおくらせてあげたい。
それがあぽにとっての尊厳生だとおもう。
そのあとに、尊厳死をむかえさせてあげたい。
もちろん、苦痛が伴っていた場合は安楽死もすると思う。

安楽死を考える前に、目の前の犬の尊厳生を考えてあげて欲しかった。
安楽死させられたあの犬の事を思うと。
by 10107a | 2007-09-24 13:29
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