涙をこらえるのに・・・、必死でした。

立ち読みしてた本屋さんの単庫本の帯に書かれていて、思わず手に取りました。
本の名前はただのいぬ
愛護センターの譲渡犬(仔犬)の写真詩集です。
可愛らしい写真ばかりで、何が、「涙をこらえるのに・・・、必死でした。」なのかなと思いました。

  ふまれた草はいいました
  痛いとか
  悲しいとか
  みじめなのではなく

  ふまれなかった草と
  何が違うのか
  それだけを
  教えてほしいと

               ただのいぬ~小山奈々子=詩

「ただのいぬ」とは、名前もなく飼い主も居ない「只の犬」、「無料の犬」のことだそうです。
空前のペットブームの陰で、「ただのいぬ」が居る事を知って欲しいという。
それは、控えめであって、殺処分される犬達の事を知って欲しいというメッセージが込められています。

あとがきに書かれていた事。
犬の処分について、実際に処分を行っている施設や職員に対し非難をする人たちが居ます。しかし、彼らは、法律に基づいて我々自身が決めたことを、我々自身の代わりに行っているに過ぎません・・・・(服部貴康)

ずしんときました。


上の詩を読んで涙が溢れたのは言うまでもありません。
アポロを譲渡してもらうのに電話でやりとりした、保健所の職員さんと、保護団体の代表さんの言葉が耳の奥で響きました。
「なんで、このこじゃなくちゃいけないんですか?殺されてしまう子犬が沢山居るんですよ!」
2人とも同じ事を言いました。

センターの犬達の中にも、踏まれた草と踏まれなかった草があるわけで・・
せめて、未来のある仔犬を助けてあげたいと思うのは当然だと思います。


アニマルポリスを誕生させようのメルマガに、偶然にも、ミニチュアダックスの親子を助けようという記事がありました。
滋賀県の愛護センターに捨てられた(ブリーダーが捨てたと思われる)ダックス親子を、引取りたいと言う人が現れたのに、酷い皮膚病だからと譲渡に応じなかったと言うことです。
皮膚病は責任持って治すという獣医さんも現れたのに・・・
アポロの時と一緒です。
で、大勢の人が、知事や県にメールを送りました。

このダックスの親子、無事に希望者さんに譲渡されるそうです。

このダックス親子もアポロも「特別な犬」でした。
ほかにもたくさんの、たくさんの、たくさんの犬が処分を待ってるのに。

全ての犬それぞれが「特別な犬」のはずなのに。
だから、とても申し訳ない気持ちで一杯です。

「どうしてこのこじゃなくちゃいけないんですか?」
私の答えです。
「スプリンガーを亡くして、思い入れが強いんです。次も、絶対にスプリンガーの保護犬と思って探していました。処分される犬が一匹少なくなると思って譲ってもらえませんか・・」
こんな言葉を言うのが精一杯でした。

今日は久しぶりにたくさん涙を流しました。
by 10107a | 2006-09-13 15:38
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